メンテナンスための3つのキーポイント
設備を運用していく中で避けて通ることが出来ないのがメンテナンスです。適切にメンテナンスを行うことで、
- 設備の長寿命化
- 予期せぬ故障による生産停止を防ぐ
- 生産品質の向上
- コストの削減
といった効果が期待できます。
メンテナンスは一人で行うのではなく、チームで行うことになる場合が多いかと思います。設備の安定稼働のためにメンテナンスチームの役目は非常に重要ですが、メンテナンスチームが適切な活動を行うためには、個々のメンバーの能力を最大限に発揮できるようにリソースを確保することが必要不可欠です。そのようなチーム作りのためにはどのようなことが必要なのか、ACOEMの長年の経験から3つのキーポイントをご紹介します。
1:仕組みづくり・コミットメント
メンテナンスチームは設備の点検や修理を行うことが求められますが、実際に点検や修理などを行う前からメンテナンス作業は始まっています。
きちんとトレーニングを行ってツールの使い方を学ぶことが出来る環境の整備や時間を確保することで、各人が責任をもって作業を行うことが出来るような仕組みづくりを心掛けることが大切です。
作業過程でも必要な工程が抜けていたりはしないでしょうか。例えばアライメント作業を行う場合にきちんとプリアライメント作業を行わなかったために、いつまでも心出しが完了しないことも考えられます。このようなことを避けるため、プリアライメントを行う時間を確保できるような仕組みを作ることも大切です。
2:トレーニング
実際に個々人のスキルを高めるにはトレーニングが重要です。例え優れたツールを持っていても、使い方を分かっていなくては無用の長物です。
また、作業を行うタイミングでツールの使用方法を学ぶことも可能かもしれませんが、それでは作業時間が長くなり、設備の停止時間も長くなってしまいます。
計画的に事前に行われるトレーニングにより、メンテナンスツールの使用方法を学び様々な知識を得ることは、メンテナンス作業だけでなく、設備稼働の効率化にも寄与します。
我々がこのWebサイトにメンテナンスのポイントとなる内容を掲載しているのも、その一助となることを願って行っています。
3:ツール
きちんとしたトレーニングを受けたスタッフによるメンテナンスチームが構成されていても、不適切なツールしか持っていなければ非効率なメンテナンスしか行うことが出来ません。どのようなツールが必要であるか、ツールに過不足は無いのか、ツールの品質に問題ないのかを見定める必要があります。
必要なツールはそれぞれのニーズにより異なりますが、以下のようなツールは多くの場面で備えておくべきものでしょう。
- 予備バッテリー
- ケーブル類(交換・延長用)
- ライト
- ウエス
- パーツクリーナー
- シム・ワッシャー
- 砥石 などなど……
そして効率的な作業のためには新たなツールの導入も検討する必要があります。
メンテナンスには点検・診断や修理・調整といった様々な作業が含まれています。そのため、必要なツールも多岐にわたりますが、ACOEMのRT-300は機械の振動診断とレーザーアライメントがひとまとめになった扱いやすい最新ツールです。
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