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【機能追加】Bearing Defenderがより便利に

機械診断・監視 |

スマートフォンと接続して簡単にベアリングの状態を診断することが出来る Bearing Defender ですが、この度リリースされた専用アプリの新バージョンでは機能が追加され、より便利にお使いいただくことが可能となりました。

CSV出力対応

測定した値をCSVとして出力することが可能となりました。出力できる項目は以下の値です。

  • ISO-10816-3 に対応する振動速度
  • 振動加速度
  • 振動変位(p-p)
  • ベアリング欠損係数
  • 高周波域振動加速度(>3kHz領域)
  • インジケーター表示内容(ベアリング欠損、アンバランス/ミスアライメント、その他不具合)

CSV形式ですので各ユーザーがよく使用しているソフトウェア(表計算ソフトなど)で任意の処理を容易に行うことができるため、これまで以上に利便性が向上します。保全管理用のツールが対応しているのであれば、出力したCSVファイルを読み込ませて記録するといった使い方も想定されます。

FFT解析 ZYXtrum™ の表示追加

Bearing Defenderには ZYXtrum™ というFFT解析機能が備わっており、振動の周波数成分を手元のスマートフォン上ですぐに確認することが出来ます。ZYXtrum™ は振動センサーの3軸成分を加味した一つのグラフとして結果が表示されているため、3軸それぞれを確認する必要が無く一目で振動の様子を把握できます。

従来のバージョンではカーソル位置の周波数における振動速度と最大値が測定された軸方向が表示されていましたが、新バージョンでは最大の値が検出された軸名に加えてその軸の測定値も表示されるようになりました。

ZYXtrum™でのラベル表示内容

共有の容易化

従来の Bearing Defender では取得したスクリーンショットを共有する場合、写真アプリ等を別途操作する必要がありました。新バージョンではアプリに備わっているスクリーンショットボタンを操作すると、スマートフォン端末の共有機能が自動的に呼び出され、そのまま共有・保存などの処理を選択することができます。

アプリのバージョン確認/入手・更新

今回公開されたバージョンは 1.48 です。バージョンを確認するには、アプリ左上のにある「≡」のアイコン→「i」アイコンとタップすると、最下部にバージョンが表示されます。

アプリの入手・最新版へのアップデートは、ご使用に端末に応じたアプリストアで行うことができます。

アプリでのバージョン確認手順