SoundCamでのエア漏れ検出とコスト低減
工場では圧縮空気がよく用いられていますが、そのエネルギーコストについて考えたことはありますか?
エアーブローや各種エアーツールは工場に必要不可欠なツールです。そのため、圧縮空気用の配管が張り巡らされていることも多いでしょう。
以下の写真はSoundCamと、それを用いて検出したエアリークの様子を示しています。SoundCamはエア漏れ音を検知し、リアルタイムで画面上にカラーマッピング表示をしてくれるツールです。稼働中で近付きにくい設備でも離れた位置からカメラを向け、広範囲を一度に撮影出来ることから、迅速にエア漏れ箇所を検知するのに役立つツールです。
エア漏れによる損失コスト
圧縮空気システムのライフサイクルコスト(LCC)を考えてみます。導入時にある程度のコストが必要となりますが、長期間の運用を考えると、エネルギーコストが最も大きな割合を占めることとなります。以下の例ではLCCの78%がエネルギーコストとなっています。
投資コスト(16%) 121,846 €
メンテナンスコスト(6%) 45,682 €
エネルギーコスト(78%) 594,000 €トータルコスト(100%) 761,538 €
仮定:110kW、ライフサイクル 15年、年間稼働時間 4000時間、電力単価 0.09 € / kWh
このようにエネルギーコストが大部分を占めますが、システムに不具合があった場合、効率が低下して余計なエネルギーコストが発生してしまいます。そのままでもシステムを稼働させることは可能かもしれませんが、安全上も不具合を放置するのは良くありません。そのため、各企業は定期的に機械・設備の検査・メンテナンスを実施する必要があります。
圧縮空気システムの場合、エア漏れを検出し対処することで平均で12%のエネルギーコストを削減することが出来るとも言われています。上記の例で考えると、71,280 € ものコスト削減ができ、安全性も向上。また、メンテナンス間隔や耐用年数の延長も期待でき、コスト削減が期待できます。
SoundCamで効率的なエア漏れ検出
エア漏れの検出にSoundCamは有効なツールです。
SoundCam 2.0 にバージョンアップし、最高検出周波数が60kHz(推奨使用範囲。最高設定値は100kHz。)となりました。(従来のSoundCamは24kHz。)
エアリークの発する高周波音の検出に、従来以上に力を発揮します。
IP54準拠の防塵・防滴性能により現場での使用にも安心。LEDライトも搭載しているため、暗い環境での測定も可能です。
測定の準備は、本体を持参し電源を入れるだけ。組み立てなどは不要で、簡単に“音の可視化”し、記録することが出来るハンディ音響カメラです。
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測定可能最高周波数が大幅に向上した SoundCam 2.0 の情報は、現在公開に向けて準備を進めております。デモ機もご準備しておりますので、詳細説明をご希望の場合、弊社にお気軽にお問い合わせください。
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音を“見える化” - 音響カメラ
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