心出しの結果を記録する必要性
アライメント |
心出し結果を文書化して保存することは、再現性のあるアライメントを行っていく上で重要です。また、効果的な保全活動を維持することが、工場を正常に稼働させるために必要です。
工場設備で何らかの問題が発生した時に過去の心出し結果を確認し参照することができれば、問題を解決するための手がかりになり時間の大幅な節約に貢献することもあります。
複数人で保守を行う時にも心出し結果の記録は重要です。ある技術者が心出し作業を行った後に何らかの不具合が発生しても、正確な心出しを行っていたという結果が保存されていれば、原因からミスアライメントを除外することも可能となります。
また、場合によっては業界や社の規則で機械の状態が要求仕様を満たしているのかを保存する必要があります。
心出しの結果を記録するとして、どのような情報を記録するべきでしょうか。例えば以下のような項目です。
- 機械の情報:固有番号や機械の重要度など
- メンテナンス内容(潤滑、ベアリング交換、アライメント作業など)
- メンテナンス作業の実施日
- 機械の稼働状態
- 生じている問題点
- メンテナンス担当者(機械に対する問合せを円滑に行うため)
心出し記録はどのように保存されるべきなのでしょうか。個々のユーザーにより最適な方法は様々かと思いますが、我々の扱う製品ではクラウドに保存することが出来るAT-200やPDFで保存することが出来るNXAなどがあります。
心出し結果を記録する場合、どのようなデータであっても体系化されたシステムのもとで整理して保存することが大切です。後から見返すことを考慮すると検索しやすくすることが大切であり、そのためにも機械や作業プロセスのラベル・名称付けの際は一貫したパターンで行う必要があります。
データの文書化には時間と労力がかかるからと敬遠する方もおられるかもしれませんが、適切な保全作業を行いそれを維持するためには不可欠なことです。問題が起こった場合などには、以前のメンテナンス作業でどのような作業を行ったのかは重要ですし、心出し結果を保存していた過去の自分に助けられることもあるでしょう。
NXAでアライメントを行った場合、以下のようなデータを記録することが出来ます。どれほどのズレがあったのかがグラフィックと数字で保存されます。
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