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ベルト駆動機器のメンテナンス

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工場設備にはベルトで駆動する機器があります。このような機器を適切に運転するために、メンテナンスではどのようなポイントに着目すれば良いかご紹介します。

適切なサイズのベルトを使用する

一言でベルトと言っても、その種類は様々です。プーリー溝に適したベルトを使用することは当然のことだと言われるかもしれませんが、本当に正しいのか必ず確認する必要があります。

取り付け時にベルトに過負荷を与えない

急いで作業を行う場合などはモーターを緩めず、ベルトを引っ張ったり転がしたりして溝に嵌めたくなるかもしれません。しかし、そのような方法ではベルトやプーリー、更にはベアリングやシャフトに過度な負荷を与えることとなり、損傷を引き起こす可能性があります。

プーリー溝の摩耗を確認する

ゴム製のベルトによる鋳物や鋼製の溝の摩耗は軽視され、見過ごされることが多いかもしれません。しかし、ゴム製のベルトでも摩耗は生じます。測定ツールを使い、摩耗が無いことを確認する必要があります。

適切な位置合わせ・アライメントを行う

プーリーのアライメントが適切でない場合、ベルトの破損に繋がる恐れがあります。レーザーアライメントシステム Fixturlaser PAT を利用すれば、レーザー光によりアライメント状況を一目で判断し、効率的なアライメント作業を行うことが可能です。

適切なベルト張力であることを確かめる

ベルト張力を適切にすることもベルトの寿命を延ばすために重要であるとされています。張力が低すぎると過熱や大きな騒音の原因となり、ベルトが滑ってしまうことがあります。逆に張力が高すぎるとベルトの破損や、大きなラジアル荷重によるベアリングの破損・寿命低下につながります。ゲージを用いて適切なテンション・張力であることを確認してください。

放熱を考慮する

安全のためにはベルトの周囲を囲い、作業者の手指や体が巻き込まれないように対策を行うことはとても大切です。しかし、それと同時に熱に考慮することも大切です。通常の稼働状態でもかなりの熱が発生することがあるため、きちんと放熱できるような状況にする必要があります。

慣らし運転後の張力の再確認

見落とされがちなことかもしれませんが、稼働時に発生する熱により、ベルトの張力が変化する可能性があります。慣らし運転後に再度、張力の確認を行い、必要であれば調整を行います。これによりベルトの寿命を維持することが期待できます。ベルトに張力をかける時は、レーザーアライメントツールなどを用いてズレが生じていないことを確認することも重要です。

短時間に多くの作業を行う必要がある場合などは、つい省略されてしまうことがあるかもしれませんが、多少時間がかかったとしても適切な作業を行えば、ベルトを含む各部品の寿命を延ばすことにつながり、結果としてメンテナンスに要する時間を少なくすることが出来ると考えられます。

Fixturlaser PATを含むアライメント製品はこちらからからご確認下さい。また、カタログもご用意しております。

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