シムやツールの適切な保管
アライメント |
工場設備のメンテナンスではその時時に応じた適切なツールの選択が重要です。また、アライメント作業ではシムを用いた調整が必要となります。今回はそれらの保管や、不適切な保管によって生じる問題についてご紹介します。
シム
シムはシャフトアライメントには必要不可欠なものです。シムは新しくてきれいなものを用いなくてはなりません。
不適切な状態で保管されていたシムや、他に利用されていたシムを再利用することはソフトフットを引き起こす要因となります。コストを少しでも節約しようと汚れや破損・曲がり・錆などがあるシムを使いたくなるかもしれませんが、結果的にアライメントがうまく行かず必要以上の工数を要したり、装置の故障につながってしまい、結果的に多くのコストを要する事となるかもしれません。また、異なるサイズや材質のシムを組み合わせたり、ボルトに接触してしまうようなシムの使用も避ける必要があります。
適切なアライメントを行うためにも、シムは整理整頓を行った上で錆や汚れが生じないような環境下で保存することが大切です。
ツール
メンテナンスで必要不可欠なツール類も適切に保存する必要があります。乱雑な取り扱いはツールの破損やヒステリシスを生じさせることに繋がります。適切な保護ケースに保存し、定期的なツールのお手入れ・校正が大切です。
弊社で取り扱っているアライメントツールの場合、レーザー光を用いています。機種によっては防塵・防滴性能を備えた機種もありますが、レーザー源や受光部に汚れや水滴がついている場合、検出結果に悪影響を及ぼし再現性の悪化などが懸念されるため、お手入れを行う必要があります。
適切な状態のシム・ツールを使用することはアライメント・メンテナンスを効率的に行うために非常に大切です。私共の扱うアライメントツールや振動診断ツールも非常に強力なツールであると考えております。ぜひご検討ください。
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