レーザー心出しのメリット
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私共はレーザーを使った心出し装置を取り扱っておりますが、心出しを行うためにはダイヤルゲージなどを用いる方法もあります。様々な心出し方法がある中で、レーザー心出し装置を使うメリットはどういったところにあるのでしょうか。今回はレーザー心出し装置を使うことによるメリットをいくつかご紹介します。
心出し作業が簡単・迅速になる
多くのユーザーから、ACOEMのレーザー心出し装置を使うことで作業が容易になり、時間を大幅に短縮ことが出来たというフィードバックを頂いています。なぜ簡単・迅速になるのでしょうか。それは以下のようなメリットがあるからです。
取付が簡単
一対のレーザーユニットを双方のシャフトに取り付けますが、チェーンを巻き付け締め付けるだけです。ダイヤルゲージを使った心出しのように、測定子の先端を接触させるような作業は必要ありません。他方のユニットの受光センサーにレーザーがきちんと当たるように調整する必要がありますが、大型の受光センサーを用いているためその調整も容易です。
分かりやすいガイダンス
どのような作業が必要なのかは、ディスプレイユニット(もしくはスマホやタブレット)に分かりやすく表示されます。表示された動作をさせることで、測定作業が完了します。また、調整作業においてもどの部分をどの程度動かす必要があるのかを自動的に演算。手元のディスプレイで容易に確認できるため、ダイヤルゲージの場合のように測定位置によって目盛りをのぞき込む必要などありません。また、調整中も自動的にアップデートされるのでズレが解消されたのか一目で確認できます。
ワイヤレスユニット
ACOEMのレーザーユニットはワイヤレスです。配線によりシャフトを回転させにくいということは生じません。また、ダイヤルゲージのように一方のシャフトに取り付け、他方に測定子を当てている場合、可能性は低いかもしれませんが調整中にダイヤルゲージにダメージを与えてしまう可能性があります。しかし、ワイヤレスレーザーユニットは取り付けられたシャフト以外とは接触していないため、心出し対象を多少動かしたとしてもダメージを与える可能性は低いと考えられます。
狭いスペースにも
狭いスペースでの心出しにもレーザー心出し装置が適している場合があります。理想的な測定ではレーザーユニットを取り付けたシャフトを180度回転させることが出来るのが望ましいですが、60°の範囲で測定する事も可能です。また、レーザーユニットが薄型である点もACOEMのツールの強みの一つです。
レーザー心出しで作業を効率化
心出しは回転機器のメンテナンスで不可欠な作業です。ダイヤルゲージでの心出しももちろん良いのですが、ぜひ一度レーザー心出し装置も御検討ください。不可欠な作業であるからこそ効率的に作業を行ってください。